〈えほん〉「どろぼうジャンボリ」作・阿部結
長壁綾子 (2025年9月10日付 東京新聞朝刊)

(長壁綾子撮影)
町の地下の隠れ家で暮らす風変わりな泥棒ジャンボリ。顔を見られぬよう、いつもごみ箱をかぶってる。
みんなが寝静まった夜、ジャンボリは仕事に取りかかる。盗むのは、町の人たちの「てがみのたね」。出せなかったり、書き損じたりして捨てられたものをひそかに集めて味わうのだ。
ある日、新しい町長がやってきて、「おてがみきんしれい」を発令。異変に気付いたジャンボリが集めた「たね」が奇跡を起こして…。
愛らしい絵とともに、やさしい言葉が温かな物語へと誘う。三つの章からなる絵童話。
1540円。ほるぷ出版=電話03(6261)6691。
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