神奈川県の子育て情報をLINEで一元化 公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」が誕生

志村彰太 (2024年1月11日付 東京新聞朝刊)
 神奈川県と県内全市町村の子育て支援情報を一元的にまとめて提供するLINE公式アカウント「かながわ子育てパーソナルサポート」を県が開設した。アカウントを友だち登録し、居住地や子どもの年齢などを登録すると、必要な行政サービスを検索できる。
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「かながわ子育てパーソナルサポート」のチラシ

保育園、子ども食堂…検索できる

 LINE公式アカウントから、神奈川県の子育て支援サイトや市町村のサイトに簡単にアクセスできるようになっており、居住地近くの保育所や幼稚園、子ども食堂、相談窓口を探すことができる。掲載している相談窓口は、「かながわ小児救急ダイヤル(#8000 )」や「かながわ女性相談室」など。LINEで相談できるサービスもまとめている。

 民間施設の利用料割引サービス「かながわ子育て応援パスポート」にもアクセスでき、登録した年齢に合わせ、ワクチンの定期接種の情報などをプッシュ型で送信する機能もある。

 対象は高校3年までで、2027年度に登録者数17万人を目指す。今後、児童手当や小児医療費助成などの申請関係、子ども急病時のLINE相談、教育関係の情報などに機能を拡充したいという。

新型コロナ対応で160万人の実績

 アカウントを開設した背景には、2020年に設けたLINE公式アカウント「新型コロナ対策パーソナルサポート」の実績がある。感染した際の医療機関の案内や、ワクチン接種情報、新規感染者数など、国、県、市町村と分散する情報を一元的にまとめ、160万人が登録している。

 子育て支援情報も行政機関・部署で分散しているため、黒岩祐治知事が昨年4月の知事選でアカウント創設を公約に掲げていた。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2024年1月10日

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