〈23区の新年度予算案から〉江東区 「こどもとしょかん」「子ども家庭支援センター」建設に29億円
浅田晃弘 (2021年2月2日付 東京新聞朝刊)
東京都江東区は新年度、乳幼児から高校生までの幅広い年代が利用できる施設を、住吉の児童会館跡地に建設する。運営開始は来年5月を予定している。
渋沢栄一との関係をPR
今月放送が始まるNHK大河ドラマ「青天を衝け」の主人公、渋沢栄一と江東区のつながりをPRする。
生誕地の埼玉県深谷市や晩年に暮らした北区のイメージが強い渋沢だが、江東区では1876(明治9)年から12年間にわたり、居を構えた。当時の深川区の初代区会議長も務めた。山崎孝明区長は「地域との深い関係をもっと知ってもらいたいと常々思っていた」と話し、講演会や展示会、ガイドツアー、物産販売といったイベント開催費などに216万円を計上した。
コロナ禍で、高齢者が仲間と集まるのが難しくなった。オンラインでのサークル活動を楽しんでもらうため、ICT(情報通信技術)活用講座を計画した。開催費などに124万円を投じる。外出自粛で高齢者の体力低下が心配されているため、区オリジナルの介護予防体操「KOTO活き粋(いきいき)体操」を取り入れることを呼びかける。
住吉の児童会館跡地に29億円を投じて「子ども家庭支援センター」と「こどもとしょかん」の一体施設を建設する。乳幼児から高校生まで幅広い年代が対象。運営開始は来年5月を予定する。
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