東京新聞の子育て情報サイト「東京すくすく」は2023年9月13日、5周年を迎えました。子育てに関連するさまざまな話題を提供し、それに対するみなさんのコメント、反響を記事に生かしていく。その好循環をさらに強化するため、8月に正式に「東京すくすく部」となって新たなスタートを切りました。ロゴも新しくして、よりみなさんに身近なメディアとして成長していきたいと思います。

　ここで打ち明けてしまうと、これまでの「東京すくすく」は、東京新聞、中日新聞の生活面を担当する記者たちを中心に兼務者だけで運営してきました。これからは「東京すくすく」の提案者で、最初から関わっている編集長の今川綾音記者、さいたま支局から異動してきた浅野有紀記者、そして部長の安藤美由紀が専従で業務に当たります。部なのにたった3人、と思われるかもしれません。けれども、編集局以外の人たちも含めた兼務や協力者が15人以上いて、小所帯の東京新聞ではなかなかの規模です。しかも、それぞれ得意分野や関心が異なり、多様性のある記事をお届けできるメンバー構成です。

　これまで紙面で掲載された記事をウェブサイトに適した形に編集して発信してきました。また子育ての当事者として、日々の生活の中で出合う疑問点や話題を取り上げ、オリジナルの記事を発信したり、キャンペーンを展開したりしてきました。まずはこの発信量を増やしていきたいと思います。

　みなさんのコメントやサイトに寄せられる意見について、より素早く反応し、双方向性を高めたいと考えています。注目のコメントを紹介する「すくすくボイス」や、登録者に配信している「すくすくメルマガ」も充実させていく予定です。

　政府の子ども政策の司令塔となる「こども家庭庁」などの取材も強化します。政策を当事者の目線で解きほぐしながら、疑問点をぶつけていきます。

　今年の夏休みは昨年に引き続き、東京都豊島区と都交通局との子ども向けイベントをそれぞれ開催できました。みなさんと直接、交流できる機会も増やしていく予定です。どうぞよろしくお願いします。