外食大手コロワイドが横浜に子ども食堂を常設 コロナで苦しい家庭を支え、楽しみも提供
志村彰太 (2021年7月10日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスの影響で生活が苦しくなった家庭の子どもや、外出自粛などで居場所を求める子どもに食事と楽しみを提供しようと、外食大手のコロワイド(横浜市西区)は、横浜市金沢区富岡東のビル一室に、常設の子ども食堂をオープンした。年中無休、無料で利用できる。
昨年6~8月に4都県で展開 今度は常設
コロワイドは昨年6〜8月、東京、神奈川、埼玉、千葉の4都県にある計12店舗で「コロワイド食堂」と名付けた子ども食堂を開設し、困窮する学生や一人親世帯などに無料で食事を提供した。延べ7万8000人が利用したといい、新型コロナの影響が長引いていることから、常設で設けることにした。
子ども食堂の広さは100平方メートルで、52席ある。換気や消毒、仕切り板の設置など感染防止策を徹底し、平日は午後3〜8時に夕食を、土日祝日などは午前11時〜午後8時に昼食と夕食を提供する。
料理教室も企画 子ども同士の交流を
新型コロナの感染状況が落ち着けば、月1回、料理教室を開く。学生スタッフが勉強を教える機会もあり、コロワイド広報室の担当者は「利用する子たちが、教える、教わる関係になれば。食を通じてコミュニケーションを促進したい」と話す。
対象は3歳児〜中学3年。小学1年までは保護者の同伴が必要。予約は不要で、初回利用時に入り口で会員登録する。問い合わせは「コロワイド こども食堂」=電話045(353)8625=で受け付けている。
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生きるためには、食べることが何よりまず大切だと思います
貧困の子供達や優秀な苦学生の方達の心の拠り所になれたら素晴らしいです