絵本で学ぶ里親制度 4歳の「はなちゃん」目線のお話 板橋区が作成
長竹祐子 (2023年5月5日付 東京新聞朝刊)
里親制度へ関心を持つきっかけにしてもらおうと、板橋区がオリジナル絵本「わたしのおうち」を作った。板橋を舞台に里親と里子が新生活を始める物語を、子どもから大人まで分かりやすく伝えている。
絵と文は区内在住 わたなべゆきこさん
里親の募集や普及啓発活動をしている「板橋区子ども家庭総合支援センター」が、里親養育の包括支援をするフォスタリング機関と内容を検討し作成。絵と文は、板橋区内在住の絵本作家わたなべゆきこさんに依頼した。
絵本は養護施設で暮らしていた4歳の「はなちゃん」の目線で描かれる。はなちゃんが里親を希望する「パパとママ」と出会い、養育家庭で「ここがわたしのおうち」と安心して過ごすまでの様子を、わたなべさんの温かみのある絵と文章で伝えている。
縦27cm、横23cmのAB判。板橋区内の幼稚園や保育園、小中学校、児童館、区立図書館で閲覧できる。区担当者は「まだまだ知られていない里親制度を理解してもらいたい」と期待する。
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