神奈川県が公立中の部活動の休日指導者を募集 教員の負担減のため

志村彰太 (2024年1月28日付 東京新聞朝刊)
 神奈川県は、政令市を含む公立中学校教員の負担軽減のため、休日に部活動を指導する人材の募集を始めた。県のホームページに「かながわ地域クラブ活動指導者データベース」のコーナーを設け、対象競技などの情報を年度内にも公開する。

 

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神奈川県庁

地域移行の課題は担い手不足

 公立中学の教員は、部活動の顧問になると休日出勤が増え、過重勤務になりがちだと全国的に指摘されている。神奈川県は昨年10月、各地域にスポーツ団体を設立したり、民間スポーツクラブが受け皿となったりするなどの考え方を示した「部活動の地域移行の方針」を策定したが、指導者の担い手不足が課題となっていた。

 登録要件は、日本スポーツ協会の指導者資格保有者、部活動指導員としての実績がある人などで、性犯罪歴がないこと(自己申告)。体罰やハラスメント防止などの講習を受ける必要もある。県が審査し、通過した人の年代、性別、指導可能な競技、自己紹介文などをホームページに掲載する。勤務条件や指導に伴う謝礼などは、中学校側からの連絡があった後、直接交渉となる。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2024年1月24日

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