「私がいないとパパはお金を稼げない」 耳の聞こえない父と手話で絆を深める娘 映画「愛がきこえる」1月9日公開

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ムームー(右)に手話で気持ちを伝えるシャオマー(© CKF PICTURES (Ningbo) Co., Ltd. / iQIYI Pictures(Beijing) Co., Ltd. / Shanghai Tao Piao Movie & TV Culture Co.,Ltd.)

 7歳の娘と耳の不自由な父が、互いを思いやる姿を描いた中国映画「愛がきこえる」が9日から、新宿ピカデリーなど全国で上映される。手話で絆を深める父と娘の姿が印象的だ。

中国・重慶で撮影 多くのろう者が出演

 聴覚に障害のある父シャオマー(チャン・イーシンさん)は、娘のムームー(リー・ルオアンさん)と、耳の不自由な人たちのコミュニティーで暮らしている。ムームーは「私がいないとパパはお金を稼げない」とシャオマーに寄り添い、小学校に通わない。

 ある日、離婚して出て行った母シャオジン(ホアン・ヤオさん)が、娘の将来を考えて引き取りたいと言い出すが、シャオマーは応じず、親権を争う裁判に。シャオマーは裁判の費用を工面するため、自動車事故を起こして保険金をだまし取る犯罪に手を染める…。

 シャオマーとムームーは手話を用いて気持ちを伝え合う。チャン・イーシンさんは、準備期間の多くを手話の習得に費やしたという。シャー・モー監督は、劇中の手話について「ベースは標準手話ですが、南方の要素が少し混ざっています。撮影地が重慶でしたので、多くのろう者エキストラや友人たちも、現地でキャスティングしたからです」と説明。

 その上で「手話指導の先生は『手話というのは、一つの集団の中で自然と独自のスタイルが形成される』と話していました。出演してくださった現地のろう者の方々の言語スタイルに合わせ、チャン・イーシンさんの手話表現の“味”を調整しました」と振り返る。

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