〈えほん〉「やまがあるいたよ」さく・長新太
長壁綾子 (2019年2月22日付 東京新聞朝刊)
ある朝、タヌキのオジサンが散歩をしていて大きな足跡を見つけた。怖くなり、うちに帰ると、今度は不気味な笑い声が聞こえてきた。オジサンは、どんな怪物がそばにいるのか想像を巡らす。
足跡と笑い声の主は、オジサンの住む「ポンポコやま」。山はドシンドシンと歩きだす。オジサンも山の後をつける。山とオジサンの大冒険が始まった。
ページをめくるたび、独特な長新太の世界観が広がる。自然と仲良く暮らすって愉快。うろたえるオジサンの姿にも注目して。
1512円。亜紀書房=電話03(5280)0261。
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