「スタンダードじゃなくても」櫨畑敦子さん(「非婚出産」したNPO職員)
出産したい、子育てしたい、家族を持ちたい、と思った時。スタンダードな形だけではなく、もう少しバリエーション豊かに、多くの人を包括していけるような流れになっていけばよいなと思っています。
「多様性」といった言葉が表面的には広がるけれど、異端な者を排除する流れは強くなり、個人の特性の問題にされ、ある時は商品化され、誰かの手によって都合よく形をゆがまされて、バッシングに遭うこのご時世。メディアがいろんな人の考えや生き方を、事実に基づいて発信することで、自分にも、他人にも呪いをかけずに、互いの幸福や豊かさを願っていける世界になるように祈っています。
はじはた・あつこ
大阪在住のシングルマザー。会社員、保育士を経てNPO法人職員に。2017年に長女を出産。7月に著書『ふつうの非婚出産 シングルマザー、新しい「かぞく」を生きる』(イースト・プレス)を刊行した。
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東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」のスタートにあたり、日ごろ子どもたちとかかわったり、子育てを支えたりしているさまざまな分野の方たちからメッセージをいただきました。
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