「保護者会に父親が少なすぎ」コラムに反響 小学校に入ると男性の育児参加は減るのか
寺本康弘 (2021年5月28日付 東京新聞朝刊)
「小学生になった娘の保護者会で違和感 なぜこんなに男性が少ないのか」のコラムに、さまざまな意見が寄せられました。私自身が、保護者会に出て感じたモヤモヤをつづった記事です。平日の日中にあった保護者会に集まった約90人ほどのうち、男性は私の他に2人しか見当たりませんでした。
他の小学校でも同じ状況のようです。「幼稚園の時はお迎えに来るパパさんもたくさん」いたのに「小学校の保護者会はほぼお母さん参加でした」という女性の投稿も。確かに保育園の送り迎えをする男性はかなりいます。小学校になると男性の育児参加は減るのでしょうか。
「平日の日中に保護者会を開くのがおかしい。男性に限らず働いている女性も出にくいだろう」という指摘もありました。開催する時間の工夫で誰もが参加しやすくなるなら歓迎です。
「可能な限り(夫婦)どちらかが出るようにしています」という男性は、そもそも「男女比が偏っていようがいまいが気にしないことが大切」という意見。確かに各家庭の事情があるのだから、男女比にとらわれる必要はないのかも。
それでも引っ掛かるのは、男性比率があまりに低かったから。「子どもに関わることは女性」という意識が少なからず影響している気がします。
とにかく男性も一度、保護者会に参加してみませんか。仕事の都合を付けたり、知らない保護者と交流したり、ちょっと面倒に感じる部分もあるかもしれませんが、子どもの学校での様子を知る貴重な機会です。参加した感想もお待ちしています。
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多様性の時代なことは重々承知しておりますが、なんとなく 保護者会とかに男親がいると 場の雰囲気が変わるんですよね・・・
気を遣ってしまいます
そしてたまにいる夫婦お揃いでっていうのも、なんとなく場の雰囲気が変わります、気を遣います。
保護者会って各家庭と学校との連携確認みたいな社交の場ですから、夫婦勢ぞろいでばっちりと言う体制より、他の方の話を聞く、取り入れる場じゃないかなって思います。家庭内のコミュニケーションは各家庭でなさればいいのかなって・・・。
たまにお婆ちゃんのご出席をみかけますが、これはなんとなくすんなり受け入れられます。女性同士だからか、保護者の先輩だと思うからかな。
保護者会は母親がほとんどなのに、PTAの会長はほとんどの場合男性なのがいつも謎です。
確かに男性の(男親)の出席率は大変低いと感じます。知り合いの父親は「(こどもの学校という)新しい環境に入るのが億劫」と話していました。ちょっとした世間話はもしかしたら女性の方が無難にこなせる人が多いのかな?と思いました。男親で出席されている方も、どちらかというと気楽に話し掛けられそうな雰囲気の方が多いようにも思います。我が家は夫は参加する気満々ですが、こども達からの強い要望でほとんどわたしが(母親)渋々参加です。理由は夫が外国人で、見ただけで誰の親か周りに知られるのをこどもが嫌うためです。匿名性としての母親の選択です。夫はこどもの気持ちもわかると意に介していませんが。父親欠席の主な理由は開催日時などもあるとは思いますが、仕事をしている母親が都合をつけている以上、理由にはならないきもしますし、少数ながら我が家の例もありますし、根の深い話だと思います。
埼玉県
ラファティ
母親は子どもの保護者会があると仕事を早退したり有給休暇を取ったりして出席しますが、父親はそんなことしません。
子どものために半日の休みも取れない人が育休なんて「夢のまた夢」ではないでしょうか。
両親が協力して子育てをしようとするなら、保護者会も交代で出席してみませんか?
父親参加とは話がずれますが、学年が上がるごとに保護者会参加者は減ります。
一因に、子どもが大きくなると仕事を持つ母親が増え、保護者会が開かれる時間は仕事中の人が多数となります。「平日の午後3時に学校に来い」という保護者会は「仕事を休め」と言っているのと同じことです。でも、その時間でないと今度は先生のオーバーワークになりますから、それも大変です。
これからは保護者会のあり方も変化してくるとは思います。先生にとっても保護者にとっても有意義な保護者会ができるようになることを願っています。