「小中学校の特別教室・給食調理室にもエアコンを」 上尾市教職員組合などが署名活動
杉原雄介 (2022年9月11日付 東京新聞朝刊)
埼玉県上尾市教職員組合などが7月下旬から、市内小中学校の特別教室や給食調理室へのエアコン設置を求める署名活動をしている。
約2300人が署名 「当たり前の教育を受けられる環境を」
同組合によると、市内小中学校の大半では音楽室などを除く特別教室や給食調理室にエアコンがないという。10日にはJR上尾駅前で、同組合の佐々木孝夫委員長らが「暑いと集中力が落ちるので、授業中にけがをしないか心配」「仕事中に気分が悪くなる調理員もいる」などと現場の教職員や子どもの声を紹介し、署名への協力を呼びかけた。
これまでに約2300人分の署名が集まっているといい、佐々木委員長は「当たり前の教育を受けられる環境を整えてほしい。北本市や川口市など近隣自治体では特別教室にエアコンがあるのだから、上尾でもできるはず」と訴えた。
同組合は市議会9月定例会にエアコン設置を求める請願を出しており、6日の文教経済常任委員会では全会一致で採択された。今後は定例会本会議で採決される前に、集めた署名を市に提出する予定。
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エアコンの設置は「予算がない」という理由で、後回しにされるだろう。現実的な方法として、授業の標準時数を減らして、その分夏季休業を長くすればよい(宿題を無くせば尚良い)。文科省が学習指導要領だか何だかで法定している授業数に確たる根拠はない。かつて施行された「ゆとり教育」を批判されて、慌てて増やしただけの話である。