〈23区の新年度予算案から〉墨田区 部活動を地域移行し教員の負担軽減
佐藤航 (2023年1月31日付 東京新聞朝刊)
〈2023年度予算案〉墨田区は革新的なアイデアで成長を目指すスタートアップ企業をサポートするため、相談を受ける支援施設を錦糸町駅近くにオープンさせる。10月の開設を目指し、事業費1億9800万円を盛り込んだ。区内に集積するものづくり産業や町工場とのマッチングも進める狙いで、山本亨区長は「地域特性を生かした支援を展開したい」と語った。
教員の部活負担軽減 地域移行に着手
土日曜も部活動の指導や引率などを行う学校教員の負担軽減に向け、指導の担い手を民間に移す「部活動の地域移行」にも着手する。希望する区立中学校の生徒を集め、休日にスポーツや文化活動をする「合同部活動」を運動系と文化系で2つずつ設置。345万円を計上し、指導者や会場を確保するなどして体制を整える。
保健所や子育て支援総合センターなどを兼ねた複合施設の建設や東武伊勢崎線の高架化、児童館の新設移設などもあり、一般会計と、特別会計を合わせた予算総額は、いずれも過去最大になった。
山本区長は「事業の必要性や緊急性、費用対効果などを十分に検討しながら、限りある財源を効果的で実効性の高い施策に配分した」と説明した。
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抵抗勢力を振り切り、予算を計上された区の英断に拍手。ついでに高体連、高野連、高文連の責任者とのやり取り(恐らくこれらの組織から難色が示されたと思われる)も公表して頂けるとなお有難い。次の目標は高校部活動の地域への完全移行の達成だ。