24枚も禁止看板がある公園、練馬区議会でも議題に「不要な看板は撤去する」
青木孝行 (2023年2月25日付 東京新聞朝刊)
東京新聞の「ニュースあなた発」で報じた東京都練馬区が管理する「いずみの里公園」にボール遊びなどを禁じる看板が24枚も設置されていることについて、練馬区は24日、本紙の取材に「今後、住民と話し合い、不必要な看板は撤去する」と述べた。
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担当課「相互理解を図るのは難しい」
この日は練馬区議会の予算特別委員会でも、この公園の看板が議題になった。区道路公園課の小山(こやま)和久課長は「(利用者と)地域住民との調和が必要だが、苦情への対応に苦慮しており、やむを得ず看板で注意喚起している。公園は不特定多数の人が使うので相互理解を図るのは難しい」と述べた。
白石けい子区議は「住民同士の良好な関係が大事」と指摘。地域住民が自ら公園を管理する「住民自主管理制度」の普及が進まないことから、制度見直しの必要性を訴えた。小山課長は「住民の声を聞きながら制度拡充を考えていきたい」と答えた。
いずみの里公園は2017年に開園。開園時には1枚もなかった禁止や注意書きの看板が、この6年間で24枚に増えた。練馬区は「苦情のたびに看板を立ててきた」としていた。
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