三郷市の公園にインクルーシブ広場が誕生 障害ある子も一緒に遊べる6つの遊具「なかよし ひろば」
大沢令 (2023年4月9日付 東京新聞朝刊)
障害の有無にかかわらずすべての子どもたちが一緒に遊べるインクルーシブ遊具を備えた公園「なかよし ひろば」が、埼玉県三郷市インター南2のインター南中央公園内に開園した。3月下旬に行われた式典には、市内の保育所から約40人の子どもたちが訪れ、遊具を楽しんだ。
寝転がったまま遊べる皿型ブランコなど
インクルーシブは「包み込むような」という意味。誰も取り残さない社会を目指す考え方に基づき、三郷市が公園内の約1500平方メートルにひろばを整備した。市と相互協力の包括協定を結ぶ跡見学園女子大や、市内の障害児施設などの意見やニーズも取り入れた。
遊具は6種類。緩やかなスロープで車いすでもデッキに上ることができる複合遊具、安全バー付きのイス型や寝転がったまま遊べる皿型ブランコ、5つの音階のある太鼓、チョークを使って自由に楽しめるお絵かきコーナーなどがある。
開園に先立ち、障害児通所施設「放課後等デイサービスさとっこ」の子どもたちも招かれ、遊具を楽しんだ。引率した管理者の鈴木賢二さん(48)は「初めて見る遊具もあり、自由に遊んでいたようだ。また連れてきたい」と話した。
市は公園の運営について今後も、関係団体と協議しながら進めるという。
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