〈各市の新年度予算案から〉府中市 オンラインで医師が答える子育て相談事業に615万円

宮本隆康 (2022年2月22日付 東京新聞朝刊)
 〈2022年度予算案〉東京都府中市は、妊婦や15歳までの子どもを持つ親を対象に、オンラインで医師らが子育て相談などに応じる事業に615万円を計上した。

専用サイトで専門家が返信 電話対応も

 インターネットや電話で医療相談に応じている民間企業に府中市が料金を支払い、市民が無料で使えるようにする。「子どもが言葉を話し始めるのが遅いのでは」といった相談事を好きな時間に専用サイトに書き込むと、内容に応じて産婦人科医や助産師、小児科医が返信する。予約すれば電話などでのやりとりもできる。市は1000人以上の利用を想定している。

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当初予算案を発表する高野律雄市長

 脱炭素社会に向け、どれだけ自然再生エネルギーを導入できるか調査し、協定を結んでいる大手企業の事業所や大学と対応方針を決める。事業費1200万円。

 市街地活性化のため、空き店舗に入る事業者を対象に、25万円を上限に家賃の3分の2を半年間補助する。事業費1000万円を盛り込んだ。

 高野律雄市長は「市庁舎の新築や小中学校の建て替えなどで、これまでにない規模の予算になった」と話した。

 府中市の人口は2月1日現在で26万64人。1人当たりの歳出額は46万5039円。

府中市の新年度予算案

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