〈各市の新年度予算案から〉国分寺市 学童保育の整備に5400万円、一部で小学4年生も受け入れ

宮本隆康 (2022年2月16日付 東京新聞朝刊)
 〈2022年度予算案〉東京都国分寺市は、高齢者の死亡原因の上位となっている肺炎を予防するため、65歳以上の肺炎球菌ワクチン接種の補助金として1000万円を計上した。接種費は通常は9000円程度で、自己負担額が4000円になるよう差額を市が補助する。約2200人の利用を想定している。

定員に空きがある7カ所で小4受け入れ

 国分寺市によると、成人の肺炎のうち、4分の1から3分の1は肺炎球菌が原因とされる。市は2020年度から、65歳以上のワクチン接種を1回だけ補助する制度を始めたが、5年おきに補助を受けられるよう事業を拡大する。井沢邦夫市長は「肺炎のリスクが減るのではないか」と話した。

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新年度予算案について説明する国分寺市の井沢邦夫市長

 子育て支援では、定員に空きがある学童保育所7カ所で、小学4年生の受け入れを試行的に始める。民設民営の学童保育所2カ所(定員計80人)と、公立学童保育所2カ所(定員計72人)などの整備に5400万円を盛り込んだ。

 武蔵国分寺跡が1922(大正11)年に国の史跡指定を受けてから100周年を迎え、イベントや特別企画展などの記念事業費に1400万円を計上した。

 2月1日現在の市の人口は12万7769人。1人当たりの歳出額は39万4125円。

国分寺市の新年度予算案

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年2月16日

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