帝王切開、無痛分娩…一人一人にかけがえのない出産の形があるんです 「100人のお産展」横浜で開催

阿部博行 (2022年6月8日付 東京新聞朝刊)
写真

「いろんなお産があることを知らせたい」と話すさとうあやさん=横浜市栄区で

 いろいろな形の出産体験を写真で紹介する「100人のお産展」が6月10~12日と17~19日の各3日間、横浜市栄区の神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)で開かれる。市民グループ「100人のお産プロジェクト」が主催する。

それぞれの出産体験を写真で紹介

 ひと言でお産といっても帝王切開や無痛分娩、助産院での出産など多様な形がある。また早産や双子の出産、不妊治療や流産など心身に負担がかかる経験をする人もいる。最近はコロナ禍で家族がリモートで立ち会うお産などもあり、約80人の体験を紹介する。

 プロジェクト発起人のさとうあやさん(42)=寒川町=は、育児の悩みを友人に相談して心が楽になった経験から「体験や気持ちを共有する大切さを実感した」という。出産を控えた女性や家族には一人一人にかけがえのないお産の形があることを知ってもらい、子育て中の人たちには生命誕生の感動を思い出してほしいと写真展を企画した。

親子で「命の尊さ」感じる時間に

 昨年から知人らの出産体験を取材してSNSに掲載し、100人のインタビューを目標にする。会場には子どもが遊べる段ボール迷路なども設ける。さとうさんは「親子で来場して命の尊さを感じる時間を一緒に過ごしてほしい」と話している。

 あーすぷらざ3階の企画展示室で午前10時~午後5時。入場無料。問い合わせはあーすぷらざ=電話045(896)2121=で受け付けている。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年6月8日

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