育休は「育業」と呼びましょう 胸を張って取得しやすく…東京都がイメージ一新策

土門哲雄 (2022年6月30日付 東京新聞朝刊)
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「育児休業のイメージを一新する」として愛称を発表した小池百合子都知事=29日、都庁で

 東京都は29日、育児休業の新たな愛称を「育業(いくぎょう)」に決めたと発表した。育児休業の「休む」というイメージが取得しづらい雰囲気を生んでいるとして、イメージの一新を狙う。

男性育休50%以上の企業登録制度も

 この日、都庁で愛称を発表する会議に出席した小池百合子知事は「『すいません、育休取らせてください』と謝るのではなく、『育業中です』と胸を張って言える社会にしていきたい」と述べた。

 4月末から愛称を募集し、約1カ月で8825件の応募があった。育業のほか、育児シフト、育児出向、子育てワーク、はぐくミッション、未来育活などの愛称が寄せられたという。この中から、サイボウズ青野慶久社長、ワーク・ライフバランス小室淑恵社長、タレント杉浦太陽さんら9人の委員が選んだ。

 都は愛称決定に合わせ、男性従業員の育児休業取得率が50%以上(過去2年度平均)の都内企業を「パパ育業促進企業」とする登録制度を始め、7月20日から申請を受け付ける。オスが子育てするタツノオトシゴの登録マークをPRに使ってもらい、中小企業制度融資も受けやすくする。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年6月29日

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