子どもたちがTOKYO MXでキャスター体験 田中陽南キャスターが読み方のコツを伝授 「緊張したけど、うれしかった」
川上義則 (2025年8月24日付 東京新聞朝刊)

キャスター体験に参加した小学生たち(前列)。後ろは、発声法などを教えた田中陽南キャスター
ニュース番組のセットに座って
小学生が17日、東京・半蔵門のTOKYO MX本社で一日キャスターの体験をした。
参加したのは、一般社団法人HANASO Speech Academy(ハナソー・スピーチ・アカデミー、目黒区)の話し方教室で学んだ1~5年生の男女8人。田中陽南(ひな)キャスター(29)から発声方法や読み方のコツなどを聴き、ニュース番組のセットに座って、「八王子では雪遊びができるスノータウン(雪のテーマパーク)で、子どもたちが笑顔で遊んでいました」と原稿を読んだ。
また、画面の特定部分や全体の色をなくし、別の画像と合成する「クロマキー」と呼ばれる技術も体験。グリーンバック(緑色のスクリーン)の前に立ち、画面の中の自分の後ろに実際にない映像が映るのを見て喜んだ。
参加した里見美明(みめい)さん(小4)は「いっぱいカメラがあったし、みんな見ていたから緊張したけど、うれしかった」、石川椋惟(りょうい)さん(小1)は「最初は失敗したけど、慣れてきたら楽しかった」と話した。
田中キャスターは「子どもたちは(グリーンバックの)映像が変わるたびに驚きの声を上げ、かわいらしかった。これをきっかけにテレビのニュースに興味を持ってもらえれば」と期待した。
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