埼玉でも制服に女子スラックス、男子スカートOK! 吉川市の市立中、広がるLGBT配慮

近藤統義 (2019年11月25日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる
 埼玉県吉川市教育委員会は、来年4月に開校する市立吉川中学校で、生徒が性別にかかわらず制服のスラックスやスカートを自由に選べるようにする。LGBTなど性的少数者への配慮が理由で、同市立中学では初めての試み。女子の制服にスラックスを取り入れる動きは各地で広がりつつある。
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埼玉県の吉川市立吉川中で採用される女子の制服のスカートとスラックスのイメージ(吉川市教育委員会提供)

ネクタイ、リボンも自由に

 吉川市教委によると、吉川中の制服はブレザー、スラックスとも男子用と女子用があり、男女共通のネクタイとリボンも自由に組み合わせが可能。男子がスカートをはくこともできる。

 吉川中は近くの南中の生徒数の増加を受けて新設され、約390人が入学予定。市教委は昨年7月から、南中の教職員や保護者らによる検討委員会を立ち上げ、制服の在り方を協議してきた。

中野、世田谷は全区立中で

 通学区域の小学校の保護者や教職員を含めた約940人にアンケートも実施。「女子もスラックスをはけるようにしてほしい」「トランスジェンダー(心と体の性が一致しない人)だけでなく、誰でも自由に選べる制服がいい」などの意見が上がったという。

 埼玉県外では東京都中野区と世田谷区が、今年4月から全区立中で女子用スラックスを採用。千葉県柏市立柏の葉中も昨年4月から自由に制服を選べるようにした。柏の葉中の取り組みを参考にしたという吉川市教委の担当者は「多様性を認め、他の市立中学3校でも選択の幅を広げる方向で見直していきたい」と話している。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2019年11月25日

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