7歳女児に大人用ワクチンを誤接種 北区 予約システムの年齢制限にミスがあった

西川正志 (2022年6月14日付 東京新聞朝刊)

写真 ワクチン接種

 東京都北区は13日、区内の医療機関が7歳の女児に12歳以上に使う大人用の新型コロナワクチンを誤って接種したと発表した。現在のところ、女児の健康状態に問題はないという。

担当医「同じ成分量なら問題ない」と認識

 5~11歳の小児用ワクチンは12歳以上で使うワクチンとは別製剤。北区によると、女児は4月に区内医療機関で、小児用の米ファイザー製ワクチンではなく、小児用と同じ有効成分量となるよう分量を調整した大人用の同ワクチンを接種された。6月に2回目接種のため訪れた別の医療機関で、1回目の接種済証に貼られたワクチン名などが書かれたシールから誤接種が判明した。

 誤接種したのは、12歳以上のワクチン接種を実施する医療機関だが、3月に設定した接種予約システムの年齢制限を誤り、12歳未満も予約可能になっていたため、女児は来院。担当医は女児の年齢に気付いていたが、「大人用ワクチンを小児用ワクチンと同じ成分量に調整すれば、問題ない」との誤った認識で接種したという。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2022年6月14日

0

なるほど!

0

グッときた

1

もやもや...

0

もっと
知りたい

あなたへのおすすめ

PageTopへ