〈えほん〉「いぬのせんせい」作・ジェーン・グドール 絵・ジュリー・リッティ 訳・ふしみみさを
長壁綾子 (2021年2月19日付 東京新聞朝刊)
入院中の子どもたちを見守り続ける小さな白い犬のせんせいは、子どもたちがいる病棟へ向かった。
せんせいは、病室でぐったりしているマークに駆け寄り、体を寄せ、優しく手をなめた。すると、マークはうっすらと目を開け、にっこりとほほえんだ。
せんせいが寄り添うと、自然と具合がよくなり、笑顔になっていく子どもたち。だがある時、保健所の検査官が来て、病院に犬が立ち入るのを禁じてしまう。
病院で働くファシリティドッグと子どもたちとのふれあいの物語を優しく穏やかな絵で伝える。1650円。グランまま社=電話03(3439)2301。
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