俳優 三浦獠太さん 三浦家の「キング」は父カズではなく母りさ子です
4人が好きなことをするから仲良し
三浦家は、父(サッカー元日本代表の「カズ」こと知良さん)と母(モデルのりさ子さん)、弟(格闘家の孝太さん)の4人家族です。それぞれ好きなことをしているので仲が良く会話も弾み、家族のバランスが保たれていると思います。
父は何よりサッカー優先で、専属のシェフを雇って栄養バランスの取れた食事を心掛けたり、午後8時に就寝して午前5時に起床するというルーティンがあったり。「まさにサッカー小僧」なんです。昨年11月に日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズの試合で、JFL最年長得点記録を更新した場面は、僕も観戦していて感動しました。
現在は56歳でポルトガル2部リーグのオリベイレンセに所属していますが、家族は移籍することを事前に知らされず、僕はインターネット上の記事で知りました。ワールドカップ(W杯)カタール大会で16強入りした日本代表の活躍に、触発されたのかもしれません。新天地でも得点を決めてほしいと願っています。
父のポルトガル移籍で心配なこと
ただ、移籍に関して少し心配もあります。鈴鹿ではファンらとの距離が近かったですが、ポルトガルでは父を知らない人が多いからです。
それでも周囲の評価を気にせず「もっとうまくなりたい」という向上心で突き進む姿勢は素晴らしく、見習いたいです。
そんな父は、僕や弟の教育にはほとんど携わらず、「親の背中を見て子は育つ」と思っているタイプでした。僕は中学一年から高校三年までサッカーをしていましたが、助言を受けることはなく、Jリーグや各国のリーグを世間話として話す程度でした。
僕が俳優の道を志すと決めた時も、父からは「やりたいならやればいい。ただ楽な仕事はないから」と言われただけです。
僕や弟を育ててくれたのは母です
僕や弟を育ててくれたのは母です。弁当を作ってくれたり、自分たちの行いが悪くて学校に呼び出されたり、大変だったと思います。自宅では家族それぞれが自分のことを話して、会話が入り乱れるときもありますが、母は聞き役に徹してくれています。父がサッカーに専念できるのも、母の支えがあるからだと思います。そういう意味で、三浦家の「キング」は、カズではなく、りさ子です。
僕は俳優として歩んでいますが、両親が興味を示す役柄や作品で演じられたら、と思っています。父が好きなのは「男はつらいよ」の主人公寅(とら)さんや米映画「ゴッドファーザー」で、母は韓国ドラマが好き。それらを意識しつつ、茶の間をにぎやかにできるような存在になりたいです。
三浦獠太(みうら・りょうた)
1997年9月、東京都生まれ。2019年に「グランメゾン東京」(TBS系)で俳優デビュー。出演作は「誰も知らない志村けん-残してくれた最後のメッセージ-」(日本テレビ系24時間テレビ)、映画「彼女が好きなものは」など。フジテレビ系土ドラ「自由な女神」(東海テレビ制作)に出演中。
なるほど!
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意外な生活、さすがに努力の賜物、8時に寝る、5時に起きる。素晴らしいと思う。
ご家族の皆さんが和やかに時には激しくでもいつもお母さんりさこさんが中心にいて良いご家族がノビのびのびと生活している、嬉しいお話しありがとうございます。
カズとりさが結婚してもう、こんなに大きな息子さんがいらっしゃるのですね。