【2025年最新】公園での手持ち花火 東京23区で「解禁」広がるが4区は禁止、7区は夏休み期間だけOK

公園で花火を楽しむ人たち=大田区の西蒲田公園で
大田区は今年から「8月1~17日」解禁
今月から花火が試行的に解禁された大田区の西蒲田公園。13日夜、親子連れや友達同士のグループなどが次々と集まり、花火を楽しんでいた。
家族4人で訪れた区内の小学3年の福村隆之助さん(8)は「色が変わる花火が楽しい。もっとやりたい」と笑顔。これまでは九州の祖母宅などで花火をやっていたといい、母親の英美さんは「近くでできるのはすごく助かる」と話していた。
大田区ではこれまで、花火は近隣への迷惑になるとして、区立公園での花火を禁止してきた。「花火で思い出をつくりたい」との声を受けて、今年は8月1~17日の午後6~8時半まで、区内52公園で利用を認めた。大田区公園課によると、ゴミの持ち帰りなどのルールを周知し、大きな問題は起きていないという。
足立区や世田谷区など12区は通年OK
都内では、花火を原則禁止としてきた区も多かった。そのうち港区が2023年の夏休み期間中、公園での手持ち花火を試行的に解禁し、2024年から本格実施。千代田区や荒川区、杉並区も同年から期間限定で解禁し、今年は大田区のほか、品川区、台東区も夏休み中の期間中、指定した公園での利用を初めて認めた。

手持ち花火を楽しむ子どもたち=台東区で
足立区や世田谷区など12区では、一部で場所や時間帯の制限はあるものの、年間を通じて手持ち花火を認めている。
一方で新宿区、目黒区、板橋区、練馬区は全面的に禁止。板橋、練馬の両区では「解禁してほしい」といった要望がある半面、「煙や騒音などが迷惑になる」との声もあり、今後の対応を検討しているという。
東京23区の公園での手持ち花火への対応
■年間通じて原則認める(12区)
足立、中央、文京、墨田、江東、世田谷、渋谷、中野、豊島、北、葛飾、江戸川
※一部禁止の公園もあり
■夏休みに場所や時間を限定(7区)
港、千代田、杉並、荒川、台東、大田、品川
■禁止(4区)
新宿、目黒、練馬、板橋
近隣県の自治体では、横浜市、川崎市、千葉市の公園は手持ち花火の利用が可能。さいたま市は原則禁止としているが、7~11月、3カ所の公園で花火ゾーンを設ける。有料で予約した人に限って利用できる。
花火可能な公園を探せるアプリが人気
日本煙火協会(東京)によると、手持ち花火の流通量は平成に入って以降、右肩下がりの傾向となっていた。少子化に加え、花火ができる場所が限られていることも一因とみられる。一方、コロナ禍以降は「家族で花火を楽しみたい」との声が目立ち始めているという。
花火離れを防ごうと、花火メーカーの若松屋(愛知県)は花火が可能な公園を探せるアプリ「Hanabi-Navi」を3年前に開発。自治体の情報などをアプリにまとめており、累計約24万回ダウンロードされ、関心が高いという。
同社東京支店(台東区)の竹内直紀営業部長は「花火は正しい場所で、正しい遊び方をすれば危険はない。猛暑の中でも夕方以降に外に出て、夕涼みを楽しみながら花火に親しんでもらえたら」と話した。
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手持ち花火が出来る公園を調べたりしていてこちらの記事を見かけました。「花火は原則禁止」の看板ばかり公園で見かけるので、アプリがある事を知り利用してみたいです。
幸い近くに手持ち花火OKな場所があったので、来年は調べてみんなで手持ち花火を楽しみたいと思っています。もっと多くの方に知ってもらいたいと思いました。