1歳児のご飯づくりがマンネリ「飽きて食べてくれない」 専門家と読者が提案するリメーク案は?

加藤祥子 (2026年3月18日付 東京新聞朝刊)
 「1歳5カ月の長女の食事で、おかずを一度にたくさん作って冷凍しているが、毎晩同じメニューになり、飽きて食べなくなる。少量を調理するのも大変。たくさん作ってリメークするいい方法はありますか?」という読者からの悩みに、ほかの読者らが離乳食のアレンジ方法や献立を提案してくれました。使い回す上での注意点を専門家に聞きました。

ひじき煮のアレンジ例(栄養士・横谷聡美さん紹介)

 「子どもに合わせたメニューを考え続けるのは負担に感じることもある。大人も食べられるものがいい」。名古屋市昭和区で家庭料理教室を主宰する栄養士横谷聡美さん(46)は一度に大量に作れ、大人も子どもも食べられるひじき煮を例に、簡単に変身させる方法を寄せた。

 まずはオープンオムレツ=写真(1)。耐熱容器に卵1個を割り、よくかきまぜて、ひじき煮大さじ1杯分を加え、軽く合わせる。電子レンジ600ワットで1分ほど加熱したら完成だ。

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(1)オープンオムレツ

 グラタン=写真(2)=にも活用できる。バターと薄力粉を同量ずつ、牛乳を倍量用意する。電子レンジでバターを溶かし、薄力粉を混ぜ合わせる。牛乳を少しずつ加えて混ぜ、電子レンジ600ワットで1分ほど加熱しホワイトソースを作る。耐熱皿に好みのゆで野菜を適量並べ、大さじ1杯分のひじき煮を全体にふりかける。その上にホワイトソースを載せてチーズをかけ、トースターで6~7分焼く。

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(2)グラタン

 他にも、炊き込みご飯や白あえなどリメーク方法はさまざま。「作りたい物を作って、にこやかに食卓について」と話す。

毎日の献立をもっと楽に

 東京都文京区の保育園の元調理師の女性(63)はニンジンやタマネギ、イモ類などを昆布だしで20分ほど煮込んだものに味を加えていく方法を紹介。コンソメを少し入れればポトフに、ルーを足せばカレーになる。ポトフにご飯とチーズを入れて煮込めばリゾットだ。みそ汁や煮物にも使え「便利で経済的」と話す。

 リメーク以外の助言も寄せられた。愛知県大府市の女性(43)は、みそ汁に、豆腐とひき肉で作った肉団子と野菜を入れることを提案。具だくさんで栄養バランスもとれ「みそ汁とご飯があればばっちり。毎日献立を考えるのは大変。気が楽になるのでは」。

 石川県白山市の女性(60)のおすすめは、素材自体を冷凍すること。味が付いていないそぼろやゆで野菜をたくさん作り、製氷皿に入れて凍らせておくと、少量ずつ調理でき、組み合わせて使うこともできる。

専門家から 栄養の偏りに注意 鉄分の摂取も意識を

 料理を使い回す際、何に気を付ければいいのか。小児栄養学が専門の管理栄養士の上田玲子さん(72)=さいたま市=に聞いた。

 上田さんは、リメークでは食材が同じ種類になり栄養が偏る恐れがあるとし、肉や魚など主菜となる食材を週単位で入れ替えることを助言する。さらに、別の食材を一つ足すことを提案する。例えば、ハンバーグでは野菜のあんかけをかけたり、トマトソースで煮込んだりするといい。ただ、毎食気にする必要はなく「2~3日間でタンパク質や炭水化物、ビタミンなどが取れるようにすればいい」と話す。

 生後6カ月以降、母体から受け取った鉄が減るため、鉄分の摂取も意識したい。赤身の肉やマグロ、カツオは体への吸収率が高い。「2歳までに鉄分が不足すると、歩行が不安定になるなど、発達が遅れる可能性がある」と話す。

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