子ども食堂を描くネット漫画が本になった 流山の橋本文さん「地域の交流の場だと伝えたい」
牧田幸夫 (2020年12月21日付 東京新聞朝刊)
千葉県流山市のイラストレーター橋本文(あや)さん(35)が「子ども食堂への理解を深めてほしい」とネット上で発表した漫画「ここで、のできごと」が本になった。貧困家庭への支援だけでなく、子ども食堂は地域の人たちの交流の場であることを伝えたいという。
むすびえの作品募集で最優秀賞に
橋本さんはNPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえ(東京)が企画した作品募集で最優秀賞に輝き、これをきっかけにウェブでの連載を開始。7月に開いたこの漫画の原画展が反響を呼んだことから、自身もボランティアで運営に携わる南流山子ども食堂(金川聡美代表)有志の協力を得て出版した。
全6話とむすびえ応募作品を番外編として掲載。子ども食堂で起きているドラマを「転入者の地域参加」「母子家庭と地域とのつながり」「子どもを地域で見守る」などのテーマで描いた。
初版はほぼ完売、1000冊を増刷
橋本さんは「印刷物になると、広く手に取っていただける。子ども食堂の役割や雰囲気を多くの人に知ってもらえたら」と話している。
1冊100円。初版はほぼ完売したため、1000冊増刷。流山市ケアセンター、流山電鉄流山駅隣のmachimin1などで販売中。問い合わせは有志の運営するサイト( https://kokodemanga.jimdofree.com/ )で受け付けている。
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