〈えほん〉「ヒルマ・アフ・クリント 目には見えないものをもとめて」作・ハリエット・ヴァン・レーク 訳・野坂悦子
長壁綾子 (2025年4月23日付 東京新聞朝刊)

(長壁綾子撮影)
たぶん、はじまりはスウェーデンのアデルソ島。そこは、ヒルマが夏を過ごし、遊んだ島。ヒルマは未来を考えた。何よりやりたかったのは、自然をとらえて描くこと。
20歳になり王立美術院でデッサンや絵の描き方を学んだ。見えないものも絵に描けるのか? 目に見えないものを見ようと、ヒルマは歩きはじめる。
カンディンスキーやモンドリアンに先行して抽象画を描いたとされるスウェーデンの芸術家ヒルマ・アフ・クリントを描く絵本。美しい絵とともに子どもとアートを知って楽しめる1冊。
1870円。朔北社=電話042(506)5350。
アートについて学べる絵本はこちら
0
なるほど!
1
グッときた
0
もやもや...
0
もっと
知りたい