「こどものいのちはこどものもの」犬山紙子さん(イラストエッセイスト)

写真 犬山紙子さん

 子どもは素晴らしいです。体験したことのない幸せを届けてくれます。でも、若い女性が「子ども欲しいけどお金やキャリアを考えると」と言っているのを見ると気持ちがわかりすぎて何も言えなくなってしまいます。本当は「大丈夫!」って言えるようになりたい。

 私は6月から坂本美雨さん、福田萌さん、ファンタジスタさくらださん、眞鍋かをりさんと一緒に「#こどものいのちはこどものもの」というチームで児童虐待がなくなるよう自分達にできることを始めました。虐待はどうやったらなくなるのでしょう。様々な理由が複雑に重なり合っています。でも、確実に言えるのは親が追い詰められないこと、孤立しないことがとても大切だということ。親ははじめから鬼だから虐待するのではありません。

 「東京すくすく」で親も子どもも笑顔が増えますよう、応援しています。

いぬやま・かみこ

 1981年、大阪府生まれ。イラストエッセイスト、コラムニスト。著書に「私、子ども欲しいかもしれない。」「アドバイスかと思ったら呪いだった。」など多数。バラエティー番組などでコメンテーターもつとめる。

 東京新聞の子育てサイト「東京すくすく」のスタートにあたり、日ごろ子どもたちとかかわったり、子育てを支えたりしているさまざまな分野の方たちからメッセージをいただきました。

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