〈親子でぶらり 学べるスポット〉放送のヒミツと楽しさ体験できる!NHKスタジオパーク
特大の8Kスーパーハイビジョンから懐かしいドラマまで
エントランスを入ると精細な画像の特大画面が出迎えてくれる。
「8Kのスーパーハイビジョンです。いよいよ12月から本放送が始まります」。広報局の片平洋資さんが話す。隣の部屋ではNHKのキャラクター「どーもくん」の映像が75インチの8K画面で流れ、アルファベットのキーワードが隠れている。画面に近づくと、その精細ぶりがより実感できる。
キャラクターと遊んだり、懐かしいドラマの世界に浸ったり、最先端の技術に触れたり…。これまで見聞きしていた放送がより楽しくなる体験型のテーマパークだ。
アナウンサーやキャスターになりきることも
中でも一番人気なのは、アナウンサーやキャスター体験。ニュースを読むアナウンサーが、カメラの方を向いたまま、原稿を見ないでも間違えずに読める秘密が分かる。隣のお天気キャスターは、何の目印もない青い壁の前で、モニター画面を見ながら合成された天気図を使って説明する。テレビで見ているほど簡単じゃなさそうだ。
声優に成りきって行うアニメファクトリーのアフレコ体験。「『恥ずかしがらずに大きな声で』がコツ」と担当者。外国の方がやっても大きな声だと「よくできました」になるそうだ。
オリジナル動画も作れます
このほか映像と音を組み合わせてオリジナルの動画を作るクリエイティブラボ、自然番組の撮影方法が分かるネイチャーカメラマンなど、ほとんどのコーナーが体験やクイズの形で構成され、記憶に残る仕組みだ。
時間が合えば、生放送の現場や放送収録の様子を見学することも可能で、見学の目安は「1時間半程度」(片平さん)だそうだが、ゆっくりしていると2、3時間はすぐ過ぎてしまいそうだ。
ひとこと
「テレビの内側を知ることで、放送をより身近に感じていただければ」と片平さん。
メモ
東京都渋谷区神南2の2の1、JR渋谷駅、原宿駅、地下鉄明治神宮前駅から徒歩12分。NHKをまるごと楽しめるテーマパーク。入場料一般200円、高校生以下と65歳以上無料。開館10~18時。原則第4月曜休館。(電)03・3485・8034
足を延ばせば…
★こども科学センター・ハチラボ
渋谷区文化総合センター大和田3階、JR渋谷駅徒歩5分。「渋谷の街からノーベル賞を」と2010年開館。見て、触って、考える体験型の常設展示に加え、ワークショップなどで科学技術やものづくりへの意欲を育成。入館無料。原則月曜休館。(電)03・3464・3485
★太田記念美術館
渋谷区神宮前1の10の10、JR原宿駅徒歩5分。東邦生命の社長、会長を務めた太田清蔵氏が大正から昭和にかけて蒐集(しゅうしゅう)した12000点に及ぶ浮世絵を中心に展示する専門美術館。28日まで特別展「没後160年記念 歌川広重」を開催中。入館料は特別展が大人1000円、大高生700円、企画展が大人700円、大高生500円。中学生以下無料。原則月曜休館。(電話)03-3403-0880
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