香りで究極の恐怖体験 新作お化け屋敷が栃木・佐野の道の駅「どまんなかたぬま」に登場

梅村武史 (2024年7月19日付 東京新聞朝刊)
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香りの恐怖に初挑戦する4代目の柳亮太さん(左)と香り空間プロデューサーの鈴木結訶社長=栃木県佐野市で

 不安や憂鬱(ゆううつ)の香りで究極の恐怖体験を!? 全国でお化け屋敷を企画・設営して1世紀の歴史がある丸山工芸社(栃木県佐野市田沼町)が今夏仕掛けるのは、香りの専門家とタッグを組んだ嗅覚を刺激する新たな恐怖。地元の道の駅「どまんなかたぬま」(同市吉水町)を会場に、新作お化け屋敷「首切り場の祟り」が始まっている。

その名は「ホラーエモーション」

 舞台は「首切り場の跡地に建てられた屋敷」。仁王ににらまれながら屋敷内に入ると生首や血、処刑道具の残骸などが散乱し、怨霊が放つ不気味な音や振動、発光などが恐怖心を駆り立てる。入場者が薄暗い屋内を巡って「鎮魂の紙人形」を探し出すというオリジナルストーリーで、生暖かい空気に乗って恐怖増強の香り「ホラーエモーション」が場内を包む。

 「嗅覚からも非日常を感じてもらう」と話すのは、香り空間プロデュース会社「アートス」(宇都宮市)の鈴木結訶(ゆか)社長(46)。開発したのはハーブをブレンドした不安感を高める効果がある香り。薬を飲んだときに鼻の奥で感じるにおいに近い。鈴木社長は「植物の自然な香りで化学物質に過敏な人も安心」と言う。屋敷の出口には心が明るくなる香りを流してリフレッシュしてもらう。

 丸山工芸社は1922(大正11)年、3代目柳誠社長(79)の父が創業。当初は人形芝居などで全国を回っていたが、昭和初期に取り組んだお化け屋敷が評判になり、戦後は「浅草花やしき」「後楽園ゆうえんち(現・東京ドームシティアトラクションズ)」など著名な遊園地を含め、北海道から九州まで全国でお化け屋敷の企画に携わってきた。

ハイテク多用せず、五感を刺激

 ハイテク機器を多用せず、昔ながらのお化け屋敷にこだわってきた。柳社長の次男で4代目を継ぐ亮太さん(43)は「香りは創業102年で初の挑戦。五感を刺激するゾクゾク、ひんやり体験で暑い佐野の夏を乗り切ってほしい」と意気込んでいる。

 午前10時~午後6時。入場料は500円(未就学児無料)。8月25日まで(水曜定休、8月14日は営業)。問い合わせは、どまんなかたぬま=電0283(61)0077=へ。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2024年7月19日

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