ママパパ議連役員の4人が感じた「永田町の常識」への疑問 もっと女性の声が必要だ!

ママパパ議連の役割などについて語り合う(左から)橋本聖子さん、高木美智代さん、野田聖子さん、蓮舫さん
昨年3月に結成、9政党から78人が参加
座談会の出席者は議連会長の野田聖子前総務相(自民)、副会長の高木美智代衆院議員(公明)と蓮舫参院議員(立憲民主)、幹事長の橋本聖子参院議員(自民)の4人。
議連は昨年3月に結成され、現在、9つの政党から78人が参加する。子育て経験の有無などは問わないが、女性議員の比率が依然低く、政治と子育ての両立が難しい中、当事者としての問題意識を持つ女性議員が多く集まっている。
若手が「おかしいこと、どうにかしたい」
議連立ち上げの経緯について、野田さんは「今まさに幼い子どもを育てている各党の女性議員から『おかしいことがたくさんある。どうにかしたい』と相談された」と明かした。
橋本さんは、2000年に自身が初めての子を出産した際、議員の妊娠や出産が想定されていない現実に直面したエピソードを披露。議員の仕事と子育てを両立するため、国会に保育所をつくる機運を高めようと周囲に働き掛けた経験などを振り返った。
政策とニーズのズレ…女性議員もっと必要
昨年、医療費の妊婦加算が、当事者などからの批判を受けて凍結されるなど、政府が進める子ども、子育て関連の政策と国民のニーズにズレが見られることも話題に。蓮舫さんは「子育て世代であり、母である女性にもっと国会で活躍してもらうことが必要。ママパパ議連のように超党派の議員のまとまった意見を大きな声にすることで、ズレを少なくできるのでは」と提起した。
高齢者と比べ、政治への関心が低いとされる子育て世代。高木さんは「仕事と子育てで、毎日いっぱいいっぱいのお父さん、お母さんは多いが、SNS(会員制交流サイト)なども使って声を届けてほしい」と呼びかけた。
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・座談会のレポートはこちら
・「ママパパ議連」のメンバーによるリレーコラム「本音で話しちゃう!」はこちら
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