待機児童ゼロの豊島区、40年ぶりに人口29万人突破!
宮崎美紀子 (2018年8月8日付 東京新聞朝刊)
豊島区の人口が7月5日に40年ぶりに29万人を突破したことから、この日に出生届が出された赤ちゃんを7日、同区の高野之夫区長が訪問し、記念品を贈った。
赤ちゃん4人に記念品、高野区長が祝福
7月5日は4人の出生届が出され、区はこの4人を「29万人目の区民」と認定。そのうちの1人で同区長崎在住の武藤智和さん、菜摘さん夫妻の長男・應侑(おうすけ)ちゃんを、高野区長が訪ね「40年ぶりの29万人目ということで、大変喜ばしいです。子育てしやすい街づくりに取り組んでいきます」と祝福した。他の3人には職員が訪問し、記念品を届ける。
「消滅可能性」から4年 子育て環境を改善
同区は1978年まで人口が29万人を超えていたが、バブル期の地価の高騰などで減少し、1997年には24万6505人まで減少。4年前に民間シンクタンクに23区で唯一「消滅可能性都市」と指摘され、子育て環境の改善に取り組んできた。現在、2年連続で待機児童ゼロを達成、6歳以下の就学前人口は4年前の1.1倍に増えたという。
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