りゅうちぇるさんも中学を休んでいた 学校に悩む子へ「今の世界がすべてじゃない。自分を愛することをあきらめないで」 - 東京すくすく | 子どもとの日々を支える ― 東京新聞

りゅうちぇるさんも中学を休んでいた 学校に悩む子へ「今の世界がすべてじゃない。自分を愛することをあきらめないで」

北村希 (2021年1月12日付 東京新聞朝刊)

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 カラフルなファッションや人懐っこい性格で人気を集めるタレントのりゅうちぇるさん(25)。中学生の頃は自分を偽り、学校を休んだ時期がありました。父親になり、教育についてよく考えるようになったそうです。自身の経験を重ねて「今の世界が全てじゃない。自分を愛することは絶対に諦めないで」と呼びかけます。

中学時代  「普通」を演じ、心は孤独

-幼いころはどんな子だった?

 今と同じでかわいいものが好きで、お姉ちゃんとバービー人形で遊んでいました。友達からは「女みたい」「男が好きなの?」と言われましたが、「これが僕だし」と小学校まで貫いていました。それが中学校で厳しい上下関係なども出てきて、変わりました。

 派手なリュックとか時計を身に着けていたら、先輩から調子に乗っていると目を付けられて。このまま自分らしくはいられないと、みんなに合わせた「普通の男の子」を演じ始めました。わざと低い声でしゃべったり、本当はディズニーの歌が好きだけど、はやっていたラップを練習したり。日焼けして眉を細くして。

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中学時代は、周りに合わせ「普通の男の子」を演じていた

 孤独になりたくないって自分を隠していたんですけど、結局、心は孤独だった。めっちゃ男らしく生まれたら良かったのにって毎日思ってた。当時は一生自分を隠さなきゃいけないなって思っていました。

休んでも、親は気持ちを察してくれた

-学校を休むことはあった?

 中1と中3は休んでいました。自分を愛せないから人も愛せなくて、先生も嫌いだった。だから、よく一人でカラオケで好きな曲を歌ってすっきりしてました。今振り返ると、なんか、いいんじゃないかなそういうのもって思います。

 親は僕の気持ちを察して「りゅう、ドライブ行く?」って平日の朝に誘ってくれていたんですよ。子育ての仕方として間違ってるのかもしれないけど、僕はすごい助かってました。休まないで行きなさいってタイプではなかった。ただ高校だけは卒業しなさいって。愛を感じました。

高校から自分を出した 引っ越しも

-高校からは?

 やっぱり変わりたい、楽しくないっていう思いがあったので、高校からは自分を出そうって決めて、引っ越しまでして地元の友達が一人もいない学校へ入学しました。入学式から、そばかすを描いて個性全開で、高校はすごく楽しかった。中学時代の友達からは「あいつやばい」と悪口を言われましたが、もう関わらないって割り切っていたので。

高校時代。自分を偽らず、楽しい学校生活が過ごせた

-今自分を偽ってしまっている子へ伝えたいことを。

 学生のうちって学校が人生、社会全部。僕もそう思ってた。スクールカースト(教室内の序列)の上にいる子はずっときらきらして、イケてない子はずっとそうだって思ってた。だけど学校って特殊なルールがある場所で、それでなじめなかったりしても、社会ってまた全く違うルールがある。だからほんとに大人になった時の希望を忘れないでほしいです。社会には個性が必要。自分を愛することは絶対に諦めないでほしいですね。

“運”もある だから自分を責めないで 

-不登校について考えることは。

 こればっかりは運で、原因が相手にあるかもしれないし、違う学校だったら不登校じゃなかったかもしれない。だから、あまり自分を責めないでほしいです。ただ自分に原因があると分かった時は、しっかり自分を見つめ直すのも大切だと思います。不登校って結構、一番柔らかく考えなきゃいけない分野だと思う。親も子も。

-父親になり、教育について考えるように?

 ものすごくなりました。息子が今プレスクールに通っているんですけど、息子だけ全く違うものを作ったりするんですね。でも先生が「わあすてき」って褒めて認めてくれて、息子もさらにわくわく。ああ人ってこういうふうに成長したら、どんだけ幸せで才能を伸ばせるんだろうって思いました。

 でも協調性も必要で、どちらが良いっていう単純な話じゃない。めりはり付けて、ここはいいんだよ、でもここは合わせようっていうのを伝えたいです。

 学校現場って一人一人に対応できる余裕なんてなくて、それは仕方ないとも思うから、家では「そもそもこれってこの子にとって本当にだめなこと?」ってしっかり考えながら子育てしたいと思っています。子どものためにも、自分を愛して偽りなく生き続けたいです。

りゅうちぇる 

1995年9月29日、沖縄県生まれ。本名は比嘉龍二(ひがりゅうじ)。高校卒業後、東京・原宿の洋服店で働きながら、読者モデルとして活動。2015年、当時恋人の女性モデルのぺこさんとテレビ番組に出演したのを機に有名に。2016年にぺこさんと結婚し、2018年7月、長男が誕生。子育てに熱心なことが評価され、2018年の「イクメン オブ ザ イヤー」に選ばれた。

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  • 匿名 says:

    我が家の長男は12才から18年間引きこもりました。
    その間、フリースクールの家庭教師の方に来てもらったり、大学公認検定を受けるため民間のサポート校にかよって公認検定を受けたり、本当にいろいろありました。

    その長男も今は、ビルメンテナンスの仕事をしながら、職場の仲間との交流を楽しそうに話せるようになりました。
    先日、職場の方から、魚を焼くのも大変なんだよ。感謝してお弁当を食べてね。と言われたそうです。
    社会にでて、様々な人に出会って、人はまた新たな人生をみつけます。

    学校は、長い人生のほんの一頁にしかすぎません。周りの大人たちがその事を、是非、子どもたちに伝えて欲しいです。

    今は、下の娘が引きこもり中ですが、どんな未来がやってくるのか、ドキドキしながら見守る毎日です。

    不登校は、人生の一休み。ゆっくりお茶でものみなから、これまでの、そして、これからの楽しいおしゃべりで生きる力を充電しましょう‼️

      
  • 匿名 says:

    たまたま、こちらに 辿り着きました。
    私は、早くに母親を亡くしました。当時、お母さんのいない子とは遊ばない!とか、祖父母、父がいましたが、過保護だから!などで、仲間外れ
    サイクリングの約束は、嘘!だれもいない。新しく無理して買ってもらった自転車で、1人海岸を走りました。
    学校も、小学、中学と、度々拒否しました。裏山で、1人が寂しいけど楽でした。お墓にいくのが好きでした。母親がいると思って。
    そんな、こんなですが、高校卒業し、変わった仕事をして、家庭をもち、親の学びをさせてもらい、今スピリチュアルのご縁で、ヒーラとして癒すことの、活動、学び中です。
    経験したからこそ、わかる事が沢山あります。書ききれませんが、1人1人 個性、無理しなくて良い、タイミングがきたら、必ず、ギフトがあります。サポートがあります。^ ^

    自分らしく、生きる
    発信されることにより、良い記事を目にしました!
    沢山の方々が、きっと癒されると思いコメントさせていただきました。

      
  • 匿名 says:

    私が友達と馴染めず違和感がありました。
    気を遣って、合わせて…楽しくないけど笑って。帰りに1人なるとホッとして遠回りして帰り1人が楽しかった。
    中学生の時は、先生にビンタもされたし体育館に居残りもさせられました。
    靴を焼却炉に入れられたこともありましたが、気を使って親には言えず無くしたと
    言いましたね。
    今なら報道ものの扱いでしたよ。
    そのうちに友達なんて要らないと決めて
    ひとりで居るようになると当然…友達は出来ませんでした。
    大人になっても感覚は変わらず
    仕事をしても人間関係でクタクタでした。
    結婚しても相手の家族との間で、気を使い自分が悪いと責めたりして。疲れきり離婚しました。
    どうして私は何をしてもダメなのか。
    少ない友人は気を使いすぎだとか、人はそんなに気にしてないのになどと言われて。

    最近ですが調べたらHSPが驚くほどぴったりと当てはまりました。

    診断は要らないと思っています。
    自分で納得できましたから、自己犠牲するのではなく私が私を受けいれて私らしくいこうと思ってます。
    HSPを知らない人が多いと思いますし
    理解してもらえないかもしれませんが、
    今は仕事もやめて、周囲となるべく関わらないで良い自営業に切り替え楽しく収入を
    得ています。
    仕事のあり方も様々で良いと思います。
    自分らしさを自分で愛して欲しいです。

      
  • 匿名 says:

    我が家は3人兄妹です。下の2人の娘が不登校でした。長女の時は、どう向き合えば良いのか分からず虐待に近い事を娘にしていました。
    きっかけがあり、長女は『発達障害ではないか』と検査を勧められて、テストを受けたら発達障害が判明。それからも親として悩み続ける日々は続き、知り合いの医師から『もしかしたら違う病気も隠れているから診察を受けてみた方がいい』と言われ、大学病院で検査をしたところ『クッシング病』との診断。難病も潜んでいたのです。不登校の理由がそこにありました。

    次女も不登校でしたが、長女での経験があり『行きたく無いなら学校は行かなくていいよ』と対処がスムーズにできました。母娘で色々な所に出掛けたりドライブしたり一緒に料理をしたりと、何気ない日々を送りながら『自分で考えて、行ける時に学校に行けばいいんだし』と言いながら、常に娘2人の側にいました。不登校である事は、本人自身が1番悩んで考えているので、母親のわたしとしては、本人が行けるようになるまでただただ側にいました。
    高校進学は半分諦めていたわたしですが、本人の中で何かの変化があり、自分で高校受験を決め、昼間型の定時制に入学し、卒業し、就職先も自分で決め、今、毎日仕事をしています。

    同じ年の子達よりは遠回りながら、家にいられた事で、ゆっくり自分の道を今は進んでいます。

    自分の娘ですが、進み方、生き方は本人の自由。親に出来る事は、ほんの少し。
    不登校で悩んでいる皆さん、遠回りながらも必ず居場所や進みたい方向は見つかります。誰かに指を指す人がいますが、指を指されようが、指を指してくる人は、あなたの人生において責任を持ってくれる訳でもなく、いわば通りすがりの人と同じです。自分のペースで良いと思います。但し、社会の常識のルールは守って下さい。それが出来れば十分。わたしはそう思います。

    死んでは駄目だよ。わたしはあなたの近くに居ないけれど、理解してくれる大人もいるのだから。家に居場所がなかったら、学校に居場所がなかったら、周りを少しだけ探してみてね。相談出来る場所は、きっと近くにあって、気付いてないだけかもしれないのだから。絶対に死んじゃ駄目だよ。

    不登校の子供さんを抱えている親の皆さんへ。子供は子供なりにちゃんと考えています。ただただ寄り添っていてあげて下さい。不登校も個性なのだと思ってあげて下さい。

      
  • 匿名 says:

    自分に嘘はつかず、正直に生きて下さい。それを批判する輩はまだ自分を見つけられない人ですから、臆せずに堂々と振る舞って下さい。

      
  • 匿名 says:

    義務教育に馴染めない子だって絶対いるんだよな。そういう子達の為に、義務教育も昼間部あり、夜間部あり、通信制あり、フレックス制の単位取得の認定での卒業とか、大学みたいにある程度幅広いスタイルを構築する必要がある。この多様化した現代に於いて、教育も多様化が至急に求められていると思う。スクールカーストって本当に残酷非道なんだから。でもその時の子供にとっては、そこしか知らないから、逃げようが無いんだよな。いじめは無くならないだろうけど、そこから逃れる行き場も作らなきゃダメだ。
    大人になるまで過酷な環境に何年間も居なきゃならないなんて…地獄すぎるから。

      
  • 匿名 says:

    揺れ動く中学生にもっともっとはげましを送ってください🙋

      
  • 匿名 says:

    何十年たってもなんにも変わらない教育現場にうんざりしている親です💢💢💨
    いじめで苦しむ子へ
    いじめで学校行けない子へ
    いじめいじりは誰がなんて言おうとも、絶対やってはいけない許せないこと!
    🚨犯罪です👮
    死ぬほど苦しいけど死なないで。
    キミは泣かなくていいんだよ。
    だから、お願い。
    学校が死にたくなる場所なら行かなくていいんだよ、逃げて欲しい。
    死ぬほど行きたくないなら、話しをちゃんと聞いてくれる大人に話して。
    子どもの命を心を守れない学校なんて、行かなくていいから。
    だから自分を責めないで。
    学校に居場所がないなら行かなくていい。
    もしも、学校は好きだけどクラスに居場所がないなら、話しができる先生のところへ行って。
    これはね、逃げではないから大丈夫。
    逃げというのはわかってない人。
    わかっている人は、自分の命を自分が守っている✨と思うよ。すごい勇気なんだよ!キミはキミらしく❤それが大事生きててね😃

      

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