〈えほん〉「ぼくは ふね」作・五味太郎
長壁綾子 (2024年4月10日付 東京新聞朝刊)
小さなふねが海を進んでいく。大きなふねから「邪魔!」「どけ!どけ!」と言われたり、「どこからきたの?」「どこへゆくの?」と尋ねられたり。
やがて、嵐がやってきて海は大荒れに。ヘリコプターで海からつり上げられたふねは、地上に置き去りにされてしまう。
もうどこへも行けない。「おしまいだ…」と嘆くふねは、あるアドバイスをもらって…。
絵本作家として50年、350作以上を世に送り出してきた作者の新作。小さなふねを通じて、生きる上で大切なことを教えてくれる。
1980円。福音館書店=電話03(3942)2066。
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