コロナで中止の妊産婦向け講座、入間市が動画に 20日から配信 保健師が沐浴やおむつ交換を実演
加藤木信夫 (2020年4月15日付 東京新聞朝刊)
新型コロナウイルスで緊急事態宣言が発令され中止が相次いでいる妊婦や乳児の保護者向け講座を動画で発信する試みが14日、埼玉県入間市健康福祉センターであった。市の保健師がカメラ越しに、乳児人形(身長50センチ、体重3000グラム)を沐浴(もくよく)させたり、おむつ交換を実演したりした。
地元ケーブルTVと市のYouTubeチャンネルで、4/20ごろから
講座中止の連絡を受けた妊婦らが市に、「ノウハウがないまま育児に臨むのは不安。動画発信してもらえないか」と提案したことがきっかけになった。
地元の入間ケーブルテレビが撮影を担い、5~10分の小番組にして20日ごろから放映するほか、市のホームページにリンクさせた公式YouTubeチャンネルからも発信する。
保健師らは「お風呂の温度は38~40度くらいに」「服を脱がせるときは優しく脱臼しないように」などと注意点を口にしながら撮影を続けた。センター地域保健課の吉川真奈美さんは「感染拡大が収まらず、妊婦さんは不安な日々を過ごしていると思う。必要な情報を発信することで、少しでも安心していただけたら」と話した。
入間市は第2弾として、離乳食の作り方や食べさせる時の注意点なども動画発信する予定。
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