コロナでも子どもたちの歌声届けたい 川崎の音楽教室9月にオンラインでコンサート

オンラインレッスンを仲良く受ける子どもたち(いずれも「音の教室 カリヨン」提供)
晴れ舞台楽しみにする子どもたちのために
教室は2000年に開講した川崎市高津区末長の「音の教室 カリヨン」。ゼロ歳〜小学生までが在籍、20年間で通った子どもたちは1500人を超える。幼児には絵本に音楽をつけて読み聞かせを行い、絵本の世界を遊びながら歌を通して表現力を養う。小学生は1〜6年までがいっしょに練習し、互いを認め合いながら成長するという。
コロナ禍で外出を自粛した期間も、教室ではオンラインレッスンなどで、子どもたちの歌声を途切れさせることなく指導を続けてきた。年に2回のコンサートは、日ごろの成果を発表する場だが、大勢を前に歌うのが難しい状況は続く。
それでも、晴れ舞台を楽しみにする子どもたちのために、無人の客席を利用して間隔を空けて並ぶなど、感染防止に工夫を凝らし、実現にこぎ着けた。同教室を主宰する平松あずささんは「私たちの新しい取り組みにぜひ参加してほしい」と呼び掛けている。

密にならないように距離を空けて座り、オンラインで子どもたちをレッスンする平松さん(前列)ら講師たち
2部制でレッスンの様子や生演奏を配信
コンサートは9月6日午前、午後の2部制で無料配信され、動画投稿サイト「ユーチューブ」で「音の教室 カリヨン」を検索すると視聴できる。第1部は午前11時〜正午まででゼロ歳〜未就学児の約40人が年齢別のクラスに分かれたレッスンの模様を録画した動画を配信。
第2部は午後3時〜4時15分。高津市民館大ホールで約60人の小学生が「みんなみんな歌になれ」「あの青い空のように」など10曲を生演奏で披露。両部で講師による生演奏も実施する。
問い合わせは、音の教室 カリヨン=電話044(872)9253=へ。
[元記事:東京新聞 TOKYO Web 2020年8月6日]
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