【足立区】小中学生の入学準備金を26年4月から1人10万円支給へ〈首都圏の子ども予算案2025〉

細川暁子 (2025年3月25日付 東京新聞朝刊)
 足立区は3月24日、2026年4月以降に小中学校に入学する全児童・生徒を対象に、1人10万円の入学準備金を支給すると発表した。所得制限はなく、区内在住であれば通学する学校は公立・私立を問わない。
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足立区役所

振り込みは25年12月中旬ごろに

 最も早く対象となるのは、現在の幼稚園・保育園の年中の子ども4620人と、現在の小学5年生5460人。事業費10億800万円を盛り込んだ25年度一般会計補正予算案が24日の区議会で可決された。区によると、所得制限なしの入学準備金の支給は、23区初とみられる。

 区は昨年12月に子どもがいる6000世帯を対象に子育てアンケートを実施。1918世帯から回答があり、「子育てや教育にお金がかかりすぎる」と回答した世帯が大半を占めた。

 小学校の入学前にはランドセルや体操服、鍵盤ハーモニカなど、中学校の入学前は制服やジャージーなどの購入が必要。小中いずれも10万円程度がかかるため、保護者負担を減らそうと26年4月の入学生からの準備金支給を決めた。入学前の今年12月中旬ごろに保護者の口座に振り込む。

 このほか25年4月からは、区立中3年生の修学旅行費を1人当たり上限7万3520円、区立小5~中1の自然教室の食事代も約3500~4000円を上限にそれぞれ補助。小1~中3の副読本などの補助教材費も、1万円前後を上限に支給する。区の担当者は「少子化が深刻な中で、ファミリー世帯に足立区に来ていただけたら」と話している。

元記事:東京新聞デジタル 2025年3月25日

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