万博を体験した息子「りんごはアッポーでしょ」〈ヨッピーさんの子育て日記〉5

東大阪市・布施駅近くで、ミャクミャク、息子と一緒に記念撮影

ミャクミャクに「会いたい」のに…
大阪・関西万博が終わりました。僕は9回行ったのですが「回り切れなかった!」という印象です。開催前にネガティブな報道が吹き荒れ、万博を応援する気持ちだったし、楽しみにしていた部分もあるけれど「本当に大丈夫か」という不安が払拭されなかったんですよね。「大成功」と言ってよい成果を収めたことについて、関係者の皆さまに「ありがとうございました」と言いたいです。いやあ楽しかった!
最大の功労者と言ってもいいのがミャクミャクでしょう。当初は「気持ち悪い」とか言われて人気なかったんですよね。万博開催前に僕の地元、大阪府の東大阪市・布施駅近くの商店街で一緒に写真を撮った頃はあまり人気がなく、それほど並ばなくても撮れたのです。
この時に触れ合った息子がファンになり、ぬいぐるみを買い集めたり、浅草寺(東京都台東区)の近くでハイタッチしたりして、お友達感覚になりました。万博に行った時も「会いたい」と言うので「ミャクミャクハウスに行こう」と向かうと4時間待ち!
君はいつの間にそんなにスターになったの…。「なんで会えないの?」と泣きそうになる息子に「忙しいみたいだからまた遊ぼうね」と、ごまかしたのですが、万博期間中は会えませんでした。
布施の商店街で気軽に写真を撮ったはずの君が最終日、パビリオン「null²」をプロデュースしたメディアアーティストの落合陽一さんや、大屋根リングを設計した建築家の藤本壮介さん、くまモンまで連れてパレードの先頭を歩く姿を見て「遠い世界へ行ってしまったんだね!」という気持ちになりました。幼なじみがスターになったような…。
いろんな国、人種… うっすら理解
息子の思いは片思いで終わり、切ない思いをさせたかもしれませんが、子どもたちを連れて万博に行けたことは「良かったなあ」と思います。息子は4歳なので、パビリオンを巡って知的好奇心が刺激される、というよりは、遊具で遊んだり、尋常じゃない量のミストが噴出される広場で騒いだり、楽器をたたいて演奏したり、いろんな国のお菓子を食べたり…。「全身で経験する」遊び方がお気に召した様子です。
そんなこんなで何度か万博を体験した息子。「世界にはいろんな国があって、いろんな人種の人たちがいる」ということはうっすら理解したみたいです。素晴らしいことと思いますが「リンゴって英語はアッポーでしょー? かんこく語はー? いたりあ語はー?」と、あれこれ聞かれるようになって困っております。それはパパにも分からん!
ヨッピー
ライター。著書「育児ハック」家事時短術を発信し、4歳長男と1歳長女の子育てを楽しむ。
なるほど!
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