3歳息子を銭湯好きにするぞ!〈ヨッピーさんの子育て日記〉1

(2025年4月23日付 東京新聞朝刊)
写真 ヨッピーさんの子育て日記 1

東京都足立区の「堀田湯」のイベントで放たれていたアヒルと息子と

ヨッピーさんの子育て日記

ドタバタせわしないけど楽しい

 初めまして。ヨッピーというふざけた名前でライターをしている44歳男性です。大阪出身で現在は東京に住んでおり、2児(3歳長男・1歳長女)を溺愛するパパです。銭湯が好きすぎて、週に8回行く生活をかれこれ15年続けております。

 そんな僕なので、子どもが生まれた直後から「子どもを銭湯好きにするぞ!」と意気込み、生後半年の頃から長男を連れてせっせと銭湯に通った結果、3歳になった今では長男も無類の銭湯好きになり、夜になると「おっきいお風呂行きたい!」と言うようになりました。完全に計算通りです。

 とはいえまだ3歳なのでじっとしていないし、水鉄砲を持ち込んであちこち撃ちまくるものですから、「人がいる方向に撃っちゃダメ!」と注意したり、急に「おしっこしたい」と言いだしてドタバタしたりとせわしないんですよ。他にもお着替えさせたり、ドライヤーで髪の毛を乾かしたりと「お風呂でのんびり」どころか逆に忙しかったりするのですが、子どもと一緒に入る大きなお風呂というのは本当に良いものです。「あと何年続けられるかな~」などと思いながらお風呂に漬かっています。

 中学生ともなると親と一緒にお風呂に入るのなんて嫌がるでしょうから、皆さんもぜひ、子どもや孫が小さいうちに一緒にお風呂に入ってあげてください。

どうやらお目当ては駄菓子!?

 そんなわれわれ親子がよく行くのは高円寺にある「小杉湯」という銭湯です。建物は国の登録有形文化財に登録されるほどの老舗銭湯ですが、掃除が隅々までいき届いており、「ミルク風呂」と水風呂が名物です。そんな小杉湯では番台の前で駄菓子を売っていて、息子は一目散に駄菓子コーナーに走っていき、「これ食べたい!」と騒ぎ立ててうるさいので、お風呂上がりに一つ、お菓子を買ってあげることにしています。駄菓子コーナーが無い銭湯に行った時はアイスだったり「いちご牛乳」だったりさまざまです。

 それを続けているうち、「パパとお風呂に行くと、おいしいものを買ってもらえる」と完全に学習してしまっているもようで、ふと気づいちゃったんですよ。「あれ、ひょっとしてこの子、お風呂というよりお菓子が目当てで銭湯に来てるんじゃないの?」って。なので聞いてみたんですよ。「〇〇くんはお風呂が好きでお風呂屋さんに行くのか、お菓子を食べたくてお風呂屋さんに行くのかどっち?」って。そしたら「お菓子!」ってものすごくいい笑顔で即答されました。息子を銭湯好きにする道のりはまだまだ遠そうです。

ヨッピー

 ライター。著書「育児ハック」で家事時短術を発信し、3歳長男と1歳長女の子育てを楽しむ。

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