「大丈夫だよ」思い届け!「先生ラジオ」熊谷のFMで放送中 全市立小中45校がリレーメッセージ
渡部穣 (2020年5月18日付 東京新聞朝刊)
埼玉県熊谷市内の市立小中学校の教諭らがラジオ放送を通じ、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため休校が続いている児童・生徒に向けたメッセージを発信する取り組みが、地域コミュニティ放送局「FMクマガヤ」(87.6メガヘルツ)で始まった。教諭らは「安心して学校に戻ってこられるように準備している」などと子どもたちに呼び掛けていた。
初日登場の菱沼小教諭「休校は自分磨きのチャンス」
取り組みは、「みんなに届け! 先生たちからのメッセージ」のタイトルで14日にスタート。FMクマガヤから提案で校長会に諮ったところ、全会一致で「ぜひやりたい」との声が挙がり、実現に至ったという。18日からは月~金曜日、1日に2、3校ずつの教諭らが出演し、29日までに全45校(小学校29、中学校16)がリレー形式でメッセージを送り続ける。
初日に出演したのは、石原小と妻沼小。教諭らは学校の特徴や自慢を紹介した後、児童・生徒らに励ましの言葉を贈り、校歌を流すなどしていた。石原小6年担任の箱田健一教諭は「再開後の勉強など心配でしょうが、しっかりフォローしていくので大丈夫」などと安心を呼び掛け、妻沼小の5年生担任の塚越康太郎教諭も「休業中は自分を磨くチャンス」などと激励していた。
登場する学校の順番などは、FMクマガヤのホームページで確認できる。問い合わせは、FMクマガヤ=電話048(501)8639=へ。
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