双子が「いつも一緒」から「それぞれ」になっていく10代〈南家真紀子 MIRACLE TWINS〉
ほほ笑ましいことにティーンズらしく友人と出かける場面が増えてきました。「2人とも一緒に」という環境の一部が少しずつ「それぞれに」という環境に置き換わっていく印象です。
彼らはそれぞれ別の人格。当たり前のことなのに、なぜそこに生まれる違いを心配したり、2人の均衡が崩れることに責任を感じてしまうのかな。
それだけ今までずっと、2人のバランスを考えながら、アンフェアなことがないようにって、同じだけの愛情や熱量を届けようって、無意識に気を配ってきたんだな。と、そんな自分に気づきました。
きっとこれからは、そう・ようそれぞれに一対一で寄り添う気持ちが大切になるんだろうな。私も新たなステージに踏み出し、彼らに伴走していこうと思います。
◇紙面に掲載された元の作品
※毎月第3金曜日掲載
南家真紀子(なんけ・まきこ)
アニメーションアーティスト。三重県出身。武蔵野美術大学卒業後、アニメ制作会社勤務を経てフリーに。NHK・Eテレの子ども向け番組「いないいないばあっ!」のアニメコーナーなどを手掛ける。13歳の双子男児と6歳男児を子育て中。作品や活動は公式サイトで紹介している。
11
なるほど!
5
グッときた
1
もやもや...
3
もっと
知りたい
双子の息子たちがやっと高校生です。
同じ学校、同じ部活、共通の友達なのに、一人だけ別行動…。仲間に入れてもらってないのかしらと見てるだけで辛いこともありました。でも、逆もあり。
双子はいつの間にか仲が悪くなり、一緒に行動することはもうありません。
でも、それぞれの世界があるので、双子でも仲が悪くても当たり前。むしろ他人との付き合いのほうが居心地がいいのでしょう。
親としては不安になったり、安堵したりと忙しい(笑)
ミラクルツインズの内容は全て経験していることばかりで、私のことを描いている!と思ったぐらい(笑)
赤ちゃんの頃は本当に未来のことは想像出来ないくらいとても辛かったけど、今やっと寝れるし、自分の時間も持てるようになった。どんなに大変でも必ず楽になるよと双子ママを見かけるたびにエールを心から送っています。