豊島区が全区立保育園で「おむつのサブスク」月額2780円、おしりふきも 6月スタート
長竹祐子 (2023年5月18日付 東京新聞朝刊)
豊島区は6月1日から、区内の全区立保育園で紙おむつのサブスクリプション(定額利用)サービスを導入する。保護者の負担軽減と保育現場の業務効率化を図る。
記名して預け…保護者も職員も負担に
サービスは区立保育園に通う園児がいて希望する家庭が対象。月額2780円(税込み)の定額料金を支払うと、園で保育中に使うおむつとおしりふきを何枚でも利用できる。
豊島区によると、これまで区立園では園児1人あたり1日1~10枚程度を使用。保護者が1枚ずつ名前を書いて登園時に預け、職員は園児ごとにおむつを管理する必要があり、双方の負担になっていたという。
昨年12月から今年1月にかけ巣鴨第一と南長崎第二の2園で試験導入し、アンケートを実施。保護者と職員、共に9割近くが「導入する価値がある」「利便性が向上」と答え、半数以上の職員が「負担軽減につながる」と回答した。
豊島区は結果を踏まえ先行導入した2園では5月から導入。他の園は6月からスタートする。
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