教員のわいせつ事案「ほとんどがSNSを介している」 埼玉県教委が男性教諭を懲戒免職

飯塚大輝 (2023年9月22日付 東京新聞朝刊)
 教え子の女子生徒にホテルで複数回にわたりわいせつな行為をしたなどとして、埼玉県教育委員会は21日、県東部の公立中学校の男性教諭(28)を懲戒免職処分とした。

教室のイメージ写真

交際中との認識「好意を持っていた」

 埼玉県教委によると、男性教諭は理科を担当する臨時任用教諭で、女子生徒も教えていた。8月11日に女子生徒が教諭のSNSのアカウントを見つけて連絡し、応じた教諭と商業施設などで会うようになったという。

 女子生徒の周辺から事情を知った家族が、今月12日、学校に相談して発覚。家族と県教委は同日、埼玉県警に相談した。県教委の聞き取りに教諭は、女子生徒と交際中だったとの認識を示し、「好意を持っていた」と話しているという。

 本年度の教員のわいせつ事案による処分は6件目で、すでに昨年度を上回った。小中学校人事課の長谷部巧(さとし)学校管理幹は「わいせつ事案のほとんどがSNSを介している。研修を繰り返すなどして、生徒とSNSで(私的な)やりとりしてはいけないということを浸透させたい」とした。

0

なるほど!

0

グッときた

1

もやもや...

0

もっと
知りたい

あなたへのおすすめ

PageTopへ