横浜のこども園が5400万円を不正受給 運営費や人件費を水増し

阿部博行 (2023年8月5日付 東京新聞朝刊)
 横浜市は4日、横浜市瀬谷区で認定こども園を営む学校法人横浜二ツ橋愛隣学園(梅沢忠実理事長)が、運営費や人件費を水増しするなどして給付金約5400万円を不正に受給していたと発表した。市は返還を求めており、学園側は応じる意向を示しているという。

退職職員や勤務実態のない職員の名前で

 横浜市によると、同学園は現在、幼保連携型認定こども園「二ツ橋あいりん幼稚園」を運営。2020年から今年3月まで、退職職員や勤務実態のない職員の名前を使って勤務時間を水増しした書類などを市に提出して約3800万円の給付金を過大に受給。障害児らの保育・教育に必要な職員配置に伴う給付金約865万円と、食育推進助成の給付金約770万円も不正に受給していた。

 横浜市内の保育関係費の不正受給額としては過去最大という。二ツ橋あいりん幼稚園を巡っては、元保育士の女性が園児の腕をつかむなどしたとして先月、瀬谷署から暴行の疑いで書類送検されている。

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