さいたま市で「おむつのサブスク」実証実験 月額2500円前後で使い放題 市立保育所4園で

藤原哲也 (2023年11月19日付 東京新聞朝刊)
 さいたま市内の市立保育所4園で今月から、紙おむつの定額制サービスの導入に向けた実証実験が始まった。保護者や保育士の負担軽減が目的で12月末までの予定。市は年明けにアンケートなどを実施して検証し、効果が見込めれば本格的な導入を検討する。

おむつの写真

保護者も園も負担軽減

 4園は武蔵浦和、桜木、大戸、西町の各保育園。実験は4園に通う0~2歳児が対象で、保護者が定額の利用料を毎月払うと、事業者から届くおむつが使い放題となるサービスが受けられる。ただ、今回は事業者の協力で無償になったこともあり、対象の園児約200人のうち9割以上が参加している。

 保育所で使う紙おむつは保護者がマジックなどで名前を書いて持参し、保育士は園児ごとに使い分ける負担があった。定額制サービスの導入で保護者は持参の負担がなくなり、保育所も紙おむつの管理を一元化することで業務の負担軽減につながるという。

 同様のサービスはさいたま市内の民間保育所などでは既に開始。利用料金は事業者によって異なるが2500円前後が多く、市はアンケートで保護者の反応を検証する。

元記事:東京新聞 TOKYO Web 2023年11月19日

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