〈中倉彰子さんの子育て日記〉43漢検、将棋…チャレンジの春

(2016年4月8日付 東京新聞朝刊)
子育て世代がつながる

中倉彰子さんの子育て日記

 

一緒に漢字検定

 マイ(10)が通う小学校から「日本漢字能力検定」の案内が届きました。試験は学校で行い、よく見ると保護者も受検できるとのこと。小さいころから漢字が苦手な私。それに、最近はパソコンや携帯の漢字変換機能に頼り過ぎていて、ほとんど自分で字を書いてない。小学生の子どもたちと一緒に試験を受けるのは少し恥ずかしい気持ちもありましたが、せっかくの機会なので、思い切って娘と一緒に申し込むことにしました。

 早速、参考書で問題を見てみると…難しくて全然書けません。「分からないー!」とうめいている私の横で「ママ大丈夫?」と余裕の表情のマイ。ノートを出して一緒に勉強を始めました。たまには親子で並んで勉強するのも良いものですね。さて、試験の結果の方は、マイは余裕の合格で、私の方は…ギリギリでの合格。思わず「やった!」と跳びはねてしまいました(笑)。チャレンジして良かったです。

チーム「いつつ星」誕生!

 先月、私の所属する日本女子プロ将棋協会が、地元の東京都府中市で「けやきカップ」という将棋のイベントを開催しました。その一つに、子ども3人でチームを組んで出場する団体戦があります。チラシができあがり、「今度このチラシを小学校に配布するの」とマイに見せると、なんと「今回は姉弟3人で出る!」と高らかに出場宣言。マキ(7つ)とシン(5つ)も、がぜんやる気になり、早速チーム名を考えだしました。

 マキが「絶対勝つぞ!チーム、なんてどう?」と提案すると、マイは「なんか強いって思われちゃいそう」。パパが半分冗談で私が経営する会社「いつつ」にちなみ「いつつの子、はどう?」とアイデアを出し、すったもんだの末に「いつつ星」に決まりました。5つ星ホテルのような高級感とは全く縁のない、新星デコボコチームの誕生です!

 出場すると決まると、子どもたちのやる気スイッチが入ります。私も「大会に出るなら、ちょっとは相手をしてあげないと」と思い、毎日夕食後は将棋タイムになりました。普段は全く対戦しない姉弟たちも、どんどん指すようになりました。1つのチームを組むことで、姉弟の結束も固まったような気がします。

 目標に向かってチャレンジする気持ちを持つと子どもってすごく変わるんだな、と今回実感しました。さて、団体戦当日の模様は次回にお伝えします。わがチームは、どんなことになったでしょうか。お楽しみに。(プロ棋士)

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