〈東京すくすく5周年〉反響の大きかった記事ベスト10 第1位は「ぐずる子どもに手を上げて自己嫌悪」

読者コメント「すくすくボイス」の件数

 これまで5年間に「東京すくすく」で公開した記事の中から、みなさんからの反響が大きかったものを紹介します。

 コメント欄「すくすくボイス」への投稿が多かった上位10本の記事(※)の公開の日付を見ると、古いものほど上位に来ているのが分かります。以前に公開された記事であっても、反響が長く続くのが「東京すくすく」の特徴の1つです。記事が長く読まれていることを記者としてうれしく感じる反面、その問題がいまだ解決していないことの現れでもあるため、その後も取材を続けています。

 同時に、同じ記事に対しても、この5年間で寄せられる反響の内容やトーンが変わってきているものもあります。気になる記事のコメント欄(記事の末尾にあります)をぜひのぞいてみてくださいね。画像をクリックすると記事が読めます。

※2018年9月13日~2023年9月12日の5年間に公開した記事の中で、コメントの数が多かったもの

 すくすく編集チームでは、反響の大きかったテーマについて、この5年間に生まれた子どもを育てる記者たちを集めて座談会を開きました。この5年間で変わったこと、変わらないこと。乳幼児を育てる記者たちの意識からも見えてきます。前編後編に分けてお送りしています。

【第1位】ぐずる子どもに手を上げて自己嫌悪…そんなあなたに「たたかない子育て」3つのヒント

(2018年11月7日公開、コメント623件)

【第2位】誰だって虐待と隣り合わせ 「たたいてしまった、怒鳴ってしまった…」すくすく編集チーム座談会

(2018年12月30日公開、コメント557件)

【第3位】「産後クライシス」調査でわかった妻の本音 夫婦仲が悪化する原因は? 夫が理解すべきこと、社会全体でやるべきことは?

(2019年11月18日公開、コメント397件)

【第4位】仕事は休めない、子どもはどこで過ごせば… 新型コロナウイルス、小中高の休校要請で不安と混乱

(2020年2月28日公開、コメント293件)

【第5位】40歳で医学部に入学、3児を育てながら医師に 何歳になっても、何度でも挑戦できる

(2021年5月27日公開、コメント257件)

【第6位】「満員電車にベビーカーで乗るな!」 罵声、舌打ち…ノーモア「びくびく通勤」 当事者がアンケート

(2019年2月20日公開、248件)

【第7位】「3+1=5」にマルをつけた数学者が語る、子どもの算数の見守り方 間違いを否定せず、考えた道筋を共有しよう

(2021年6月18日公開、242件)

【第8位】予期せぬ妊娠、生後5日で息子を託した母親 特別養子縁組が支えた「ごめんね」の先の人生

(2020年10月29日公開、237件)

【第9位】崩壊寸前の保育現場 コロナ対応が追い打ち… 年度末退職に休校が重なり人手不足 「保育士を守って」

(2020年3月18日公開、230件)

【第10位】「算数の掛け算の順序」を取り上げた記事に反響 「納得できない理由で×にされ、ショック」の声も より広い議論を

(2023年7月7日公開、223件)

 元の記事:掛け算の順序問題に決着はつくのか?「車が6台。1台に5人乗ると…」6×5か5×6か 文科省に聞いてみた(2023年6月5日公開、17件)

【次点】小学校プールの水6杯分を作業ミスで出しっぱなし 校長と教諭に95万円を賠償請求した川崎市教委に抗議続々「教員不足が加速する」

(2023年8月22日公開、207件)

〈東京すくすく編集チームより〉 

 読者のみなさんからのコメント投稿「すくすくボイス」を、編集チームでも日々読ませていただいています。たくさんの意見や感想が寄せられたテーマについては「記事への反響」として紹介したり、次の取材につなげたりと、読者のみなさんや社会に返していけるよう今後も取り組んでいきます。これからも、みなさんの声をお待ちしています。